2015年11月19日木曜日

自民、福島県議選も後退 宮城に続き過半数届かず

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自民、福島県議選も後退 宮城に続き過半数届かず
2015年11月17日 東京新聞朝刊

 十五日に投開票された福島県議選(定数五八)で、自民党は選挙前を二下回る二十六議席で、目標とした単独過半数に届かなかった。民主党は三増の十五議席。集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法の成立後、宮城県議選(十月二十五日)に続く都道府県議選となったが、自民党はいずれも議席を後退させた。

 宮城では、自民が七人落選して単独過半数を割る一方、共産党が倍増し、安保法成立や環太平洋連携協定(TPP)大筋合意の影響が指摘された。福島県議選で、与党側は東京電力福島第一原発事故からの復興の実績を訴え、野党側は復興の遅れや安保法を批判していた。

 自民党は今回、候補者三十三人のうち七人が無投票で当選したが、残り二十六人中、現職四人を含む七人が落選。
民主党は候補者が前回を七人下回る十六人にとどまったが、いわき市、福島市など定数の多い選挙区を中心に十五人が当選した。

 共産党は五議席、
公明党は三議席、
社民党は一議席で、
それぞれ選挙前の議席を維持。
維新の党は新人が落選して議席を失った。

 民主党の岡田克也代表は十六日、記者団に
「安倍政権がやっている政策を福島県民が是としていない結果だ」
と指摘。
菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で、自民党は推薦候補の当選を含めれば一減にとどまるとして「そんなに敗れたということでもない」と述べた。 (高山晶一)

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