民主主義の力の源泉は表現の自由と考える
安倍政権が軍国主義化に走っていますが、、、
ここで、民主主義とは何かという事を確認しておきます。
(選挙をする意味)
民主主義の選挙の意味は、国民が合意して政権に国家の運営を任せているのだと思います。
安倍政権自体は国民が選挙で選んだ政権ですので、
安倍政権を支えているのは、国民自身であり、
安倍政権の行動に対して最終的に責任を負うべき責任者は
国民自身です。
これは確認・自覚しておかなければならない事と思います。
(アラブの春(民主化)の失敗の原因は何か?)
チュニジアだけ「アラブの春」が成功している理由は?
2011年に始まったアラブの春と呼ばれる一連の民主化運動は、多くが頓挫しているが、唯一チュニジアだけが民主化のプロセスに成功しつつある。
「エジプトの1人あたりのGDPは3000ドルだがチュニジアは4400ドルと相対的に豊かである。リゾート地が多いことやグローバル企業を積極的に誘致していることもあり、国内の雰囲気はリベラルだ。」
経済的な苦境から一部の層の保守化が進み、民主主義的な価値観との対立が起こるという図式は全世界的な傾向である。こうした対立構造は、結局、軍部や官僚組織という既得権益層の利益につながってしまう。
既得権益層の利益:「新国立競技場の総工費って海外の五輪メインスタジアムと比べて高いの?」
貧困化が日本の右傾化の原因かもしれない。
(意見を言う国民の権利)
国民が合意すべき事は、国の運営を政府に任せる事です。
一方、合意しても、選挙権者には合意した事を明確化するために意見を言う権利が残っていると思います。
(ルール作りが大切)
「政府はお上だから国民は従う」という江戸時代のルールでは無く、政府によって合法に(政府がルールに従って)国が運営されるなら、国民も合法に(ルールに従って)行動する義務があると同意する事が民主主義の原則ではないかと思います。
ヨーロッパの歴史には、政府が非合法行為を働いたから国民が非合法行為で政府と戦ったと、正当化する歴史があると思います。日本の大正時代の共産主義運動は、政府と力づくで戦う運動の練習をしていたのだろうと思います。
しかし、大切な民主主義の技術は、それでは無く、戦後に日本を支配したアメリカ軍(GHQ)が見せてくれ日本を支配した行動の中に模範が示されていると思います。
その模範とは、支配者がいかにして正当なルールを設定して、支配者がそのルールに従って行動し、国民もルールに従わせるということではないかと思います。
(表現の自由の役割)
また、国民の合意を形成するという観点では:
国民自身が、国民(自分たち自身)に対して、
望ましい政権運営に関する国民の総体の意思を
正す声・意見を言う必要があると思います。
国民自身が望ましいと思う意見を言う事が求められていると思います。
そのために、表現の自由がとても大切な役割を果たしていると考えます。
(民主主義の心がけを考える)
民主主義の心がけには、以下の、一見弱そうに見える点と強くなければならない点との2つのポイントがあると思う。
(1)反対者の意見をしっかり聞く我慢強さ(一見弱そうに見える)があること。
今、在特会の問題が明るみに出される豊富な情報があるのは、在特会の行動には抗議しつつも、その在特会の意見も我慢して聞いて来た結果と思う。豊富な情報が得られる状況が作られているのは民主主義の態度の成果と思う。
(2)不正に対して妥協しない、嘘に強く抗議するデモンストレーション力を行使する強さがあること。
(在特会の中曽千鶴子(「百人の会」の理事)の活動を対抗勢力(カウンター)が阻止している)
(3)欧米の報道の特徴を見ると、悪を繰り返す組織(在特会等)を問題にしても、態度を変え得る個人のプライバシーを大切にする、という特徴があると推測します。
欧米が、ネオナチと関係した西田昌司参議院議員をもう批判の対象から外すのは、彼が自民党参議院副幹事長の職を辞任したからだと思う。
また、欧米は在特会を問題視しているが、その幹部であった増木をもう批判の対象から外しているように見える。彼が既に在特会に属さず、しかも、在特会を批判しているから、批判の対象にしていないのだと思う。
民主主義には、個人の態度の変化を尊重するというルールがあるからだろうと推測します。
民主主義は、現に存在する悪い影響力を標的にして戦うのであって、個人の過去の罪を追及する無駄な戦いをしないという特徴があるように思います。
(4)民主主義は、現存する1つ1つの悪を見分ける正確さを武器にして戦うと考えます。
問題を抽出する正確さを求めるのが、民主主義の特徴と考えます。判断の正確さを確実なものにするために、反対意見を良く聞き、不正確さを修正する事が民主主義の力を発揮する源になっていると考えます。
(5)民主主義は、市民が合意して選んだ政権に国の運営を任せています。そのため、市民には、選んだ政権の国政運営の結果が良くても悪くても受け入れる覚悟が必要という特徴が民主主義にはあると考えます。
選挙の責任と結果の覚悟を持つ市民は、悪い結果を出した政治家を過剰には責めない。そのため政治家と市民の間に平和がもたらされると考えます。それが民主主義の力を発揮する源になっていると考えます。
(まとめ)
安倍政権は、民主主義に反しているので、この民主主義の力の恩恵が得られず、安倍政権の行う施策はことごとく失敗するのではないかと推測します。
日本国民は、安倍政権の政策の失敗の結果の影響を受けます。しかし、日本国民は選挙で安倍政権を選んだので、その結果の予測される経済不況に対して、日本国民にも責任があると考える覚悟が必要と思います。
厚生労働省の毎月勤労統計調査の統計表一覧、季節調整済指数及び増減率11(実質賃金 季節調整済指数及び増減率、現金給与総額(5人以上))から(1月-3月)データを抽出
総務省統計局家計消費指数 結果表(平成22年基準)の、総世帯の家計消費指数のデータから、実質家計消費指数を抽出
2015年3月6日:ふつうは業績回復が先行し、その後に人件費は増加していく。ところが、現状ではそうなっていない。
2015年6月8日:安倍政権はこれでも派遣法を改悪するのか?派遣労働で貧困にあえぐ”普通の女性たち”
日本と中国の名目GDP(ドル換算)
「Copy:四、農地改革」
この農地改革によって当時の日本庶民の収入は、以下のグラフを逆にした右上がりの形に増加していきました。
戦後の都市部の焼け跡世代の人々は、第二次世界大戦中に幼少期と少年期を防空壕と焼け跡の中で過ごし、飢餓や経済的困窮、放射性被害など戦争による被害に苦しんだ。青空教室と闇市を経験した者もいる。
戦中に農村部に疎開していた人々は、空襲で自宅が失われたことや、大都市部で深刻化した食料難から戦後もしばらく農村で過ごした者も多い。
農地改革で農村が豊かになったので、日本の民主化が成功したのではないか。
(アラブの春(民主化)の失敗の原因は何か?)
経済的な苦境から一部の層の保守化が進み、民主主義的な価値観との対立が起こるという図式は全世界的な傾向である。こうした対立構造は、結局、軍部や官僚組織という既得権益層の利益につながってしまう。
戦後の日本は、初めは貧困でしたが、農地改革の影響で、国民が経済的に豊かになったので、日本の民主化が成功したと考えられます。
日本の民主化が成功していなければ、今頃の日本はヤクザが支配する国になっていたと考えられます。
右翼政権の安倍政権が経済不況の原因になっているように見えるので、安倍政権を批判する人が多く存在します。
そのため、安倍政権は、経済を立ち上げる事ができると思われる政党に政権を引き渡して一旦引き下がったら良いと考えます。
もし、その政権が日本経済を立ち上げる事ができなければ、すなわち、経済不況が永続する国家には、右翼政権による支配が本当に必要になると考えます。その時こそ安倍政権が真に必要とされるのではないかと考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿